葬式とは

葬式・葬儀とは人の死を弔うために行われる祭儀で、葬制の一部となっています。
宗教の違いがそのまま葬式の様式の違いになります。
様式には、行う人たちの死生観・宗教観が深く関わっており、宗教の違いがそのまま様式の違いとなります。
また、葬儀とは故人のためだけではなく、残されたもののために行われるという考えもあります。
残された方々は大変辛い思いをしています。
残された人々が故人の死をいかに心の中で受け止め、位置付け、そして処理するかが大切になります。
これを行うための援助となる儀式が葬儀なのです。
その行為は、ずっと昔から行われてきた伝統的な行為であり、歴史なのです。
現在発見されている歴史上初めての葬儀跡はイラク北部にあるシャニダール洞窟にあります。
この洞窟には約6万年前と推定されるネアンデルタール人の骨が見つかっているため、かなり古いものです。
そこから花の花粉が見つかっています。
したがって、ミイラと共に発見された花粉は花が一緒に入っていたことを示しています。
これは死者を弔うために花を死体の周りに添えたのだと解釈できます。
儀式として形式化したのはもっと後になりますが、死者の弔いは昔から行われてきたのです。